現役駐在員が語る「海外駐在の引っ越しで本当に持っていってよかったもの」

海外駐在の中で、特に時間を割いて悩むのは引っ越し準備です。
なかでも「何を持っていくか」という判断は、想像以上に難しく感じられるでしょう。

実は私も何を持っていくべきか大変悩んだ人間の一人。

というのも、ネットで検索すると、持ち物リストやおすすめ品は数多く見つかりますが、

帯同されるご家族が備忘録的に書いていて、私のような単身での駐在者にとってピンとくる情報が少ないなと思ったんですよね。

そこでこの記事では、アメリカ駐在の実体験をベースにしつつ、駐在者本人が思う「本当に持っていってよかったもの」を紹介します。
これから海外駐在を控えている方が、自分なりの持ち物判断を行うための材料として役立ててもらえれば幸いです。


なぜ持ち物選びが難しいのか

海外駐在の引っ越しでなぜ持ち物を選別するのが難しいかというと、日本国内での引っ越しと比較して判断を支える前提条件が大きく異なるからです。

日本の引っ越しと同じ基準では判断できない

日本国内の引っ越しでは、必要なものが足りなければ後から買い足すことが容易です。
流通は安定しており、品質や規格もほぼ共通しています。
そのため、引っ越し前の段階で細かく考えすぎる必要はありません。

一方、海外では事情が変わります。
どんなものが手に入るのか、自分の居住地域で手に入るのか、サイズ感や値段が大きく異なります。
現地で購入できると想定していたものが、実際には入手しにくかったり、品質や使い勝手が悪いと感じることも珍しくありません。

でも現地の実情は実際に行ってみないとわからない…だからこそ、持ち物を手放す判断がなかなかしにくいです。

駐在員本人は到着直後から仕事が始まる

また、海外駐在員本人は現地到着後すぐに仕事を始めなければなりません
生活の立ち上げと業務の立ち上げが同時に進む点は、海外駐在ならではの特徴です。

生活基盤が完全に整っていない状態でも、会議や業務対応をするのが当たり前です。

そのため、持ち物を選別する際は、生活の快適さだけでなく、仕事への影響も同時に考える必要があります。
仕事に集中できる環境を早期に整えられるかどうかは、駐在初期のパフォーマンス=同僚との信頼感に直結しますからね。
この点を意識するかどうかで、持ち物選びの優先順位は大きく変わります。


現役駐在員が本当に持っていってよかったもの

ここからは、筆者自身が海外駐在を通じて「これは持ってきて正解だった」と実感したものを、役立つ側面別に仕分けしつつ紹介していきます!

渡航直後の仕事立ち上げを支えたもの

海外駐在で最も負荷がかかるのは、到着直後の時期です。
時差や環境の違いがある中で、通常どおりの業務をしなくてはいけない…これは想像以上に心身共に負荷がかかり、大変です。
この時期に役立ったのは、使い慣れた仕事道具です。例えば以下のようなものですね。

  • ボールペン
  • ノートやメモ帳
  • 名刺入れ
  • スーツ、オフィスカジュアルの洋服
  • 通勤バッグ
  • 通勤用の靴
  • スマホ
  • ノートパソコンのスタンド
  • 常備薬
  • お気に入りのマグカップ

現地で代替品を探す手間が省けるので、圧倒的に楽でした。
慣れた道具を使えるので、すぐに仕事そのものに集中できるようになりますよ。

余談ですが、アメリカではオフィスにコーヒーマシーンがあるのが一般的なので、お気に入りのマグカップがあると実用的かつメンタル的にも支えになります!

生活を安定させるうえで役立ったもの

次に重要なのが、生活を早期に安定させるための持ち物です。
海外駐在では、どうしても生活環境が整うまでに一定の時間がかかり、ストレスが増えやすくなります。

家具などはどうしても船便で送らざるを得ませんが、小さなものは手荷物や航空便に入れると生活立ち上げの味方になってくれますよ。

例えば以下のようなものは持っていくといいです。

  • パジャマや部屋着
  • 歯ブラシ
  • (男性の場合)髭剃り
  • 化粧品
  • (女性の場合)生理用品
  • 私用のIpadやノートパソコン

なくても致命的にはならないけれど、慣れ親しんでるものの方が良いなと思う場合は日本から持ってきたほうが良いと思います。

また多少の暇つぶしグッズはあったほうが、初期の土日をまったり過ごしてリラックスできますよ。

不安も減って、お気に入りのでハッピーになれれば一石二鳥。
結果として、駐在生活全体の立ち上がりがスムーズになります。

駐在期間のQOLを上げるもの

旅行や出張のような短距離走ではなく、海外駐在は数年単位で続く生活です。

ですので、QOLが上がるものに投資した方がいいし、そのために必要なもので持ってこられるものは持ってきた方がいいと思います。

例えば以下のようなものです。

  • ベッド
  • マットレス
  • 寝具(好きなものがあれば)
  • 休日用の洋服や靴、バッグ
  • 趣味のもの
  • 食器
  • お菓子やお茶などの飲食物

コツは「自分の好きなものを持ってくる」ということです。
駐在生活が長くなるほど、日常の快適さが積み重なり、生活満足度全体に影響します。


海外駐在の持ち物を選ぶときの考え方

ここでは、個別の物品に共通する私の考え方を紹介します。

現地で買えるかどうかだけで判断しない

持ち物を考える際、「現地で買えるか」という視点はよく使われます。

たしかに、前任者やウェブの情報から何が買えるかをリサーチしておくことは大切です。
ただし、この基準だけで持っていくものを決めるのはオススメできません。
現地で買えるかどうかだけではなく、現地で買って同じ満足度が得られる?を考えたほうがよいです。

品質、使い勝手、慣れの有無を含めて考えることで、持参する価値が見えてきます。

仕事への影響を考える

駐在者本人であれば、必ず仕事への影響度を考えましょう。

日本で務めているうちは、自分に何かあっても同僚や上司が代わりに業務を負担してくれるかもしれません。

でも海外駐在では違います。あなたが仕事をしなければ、どうしようもないのです。
だからこそ、業務効率や集中力に影響するものは、優先度を高めて考える価値があります。


まとめ

この記事では、駐在者本人が思う「本当に持っていってよかったもの」を紹介しました。

持ち物を選ぶ際は、単に必要/不要という切り分けだけではなく、以下のような観点で選別することもおすすめですよ。

  • 渡航直後の仕事立ち上げを支えてくれる
  • 生活を安定させるのに役立つ
  • 駐在期間のQOLを上げてくれる


仕事と生活の両面を意識し、自分の駐在スタイルや生活に合った判断をすることで、何を持っていくべきかクリアになりますよ。

本記事の考え方が、これから海外駐在に向かう方の準備を進めるきっかけになれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました