海外駐在が決まると、ビザや引っ越し、会社手続きなど目に見える準備に意識が向きがちです。
一方で、見落とされやすいのが日本で契約している契約の整理です。
契約は、一度してしまえばあとは意識しなくても自動で動き続けます。
だからこそ、その存在を忘れやすく、海外に生活拠点を移した後に気づくということも多いです。
この記事を読めば、海外駐在前に充分に契約を整理でき、「この契約も見直しておくべきだった!」という後悔を防げますよ。
海外駐在前に契約を見直すべき理由
契約を管理する手間を減らすため
海外駐在中は、日本との時差や言語の違いにより、契約内容の確認や問い合わせに想像以上の時間がかかるようになります。
解約や変更の手続きが日本国内に住んでいること前提になっている契約ほど、その負担は大きくなります。
また契約数が多いほど、どの契約が残っていて、かかっている費用がいくらで、どの支払いがどこから引き落とされているのか…を把握するだけでも手間になります。
従って、渡航前に契約を整理しておき、駐在中に管理し続ける契約自体を減らすことが大切です。
余計なコストを削減するため
たいていの契約は有料です。従って、不要な契約を続ける=余計な支出が発生する ということになります。
一つひとつの金額は小さく見えても、積み重なると無視できない固定費になります。
特に注意が必要なのは、
- 使っていないのに自動更新される契約
- 解約のタイミングを逃すと翌月分が発生する契約
です。
せっかく海外駐在で大変な思いをして稼いだお金。
大切に使えるよう、余計なコストがかかるものは極力減らしましょう。
見直すべき契約リスト
まずは、海外駐在前に確認対象となる契約を一覧で把握しましょう。
以下の表にある項目の中で、未確認のものがあれば要注意です!
| 契約ジャンル | 主な内容例 | 見直し時のポイント |
|---|---|---|
| 住まい関連の契約 | 賃貸、住宅ローン、火災保険など | 日本に住居を残すか否か |
| 通信関連の契約 | 携帯電話、インターネット、NHK | 海外からも利用するか |
| 金融関連の契約 | 銀行口座、クレジットカード、証券口座 | 管理や本人確認が海外から可能か |
| 保険関連の契約 | 生命保険、医療保険、自動車保険 | 駐在中も保険が必要か、海外滞在中も補償対象になるか |
| 車・移動手段に関する契約 | 自動車、ローン、カーシェア | 駐在中も必要か |
| サブスクリプション・定期課金 | 動画、音楽、クラウドサービス | 海外でも利用価値があるか |
| 会員・サービス契約 | ジム、習い事、各種会員 | 駐在中も継続する意味があるか |
以下で一つ一つ詳しく解説していきます。
住まい関連の契約
まず大きな契約として、日本の住居に関する契約です。具体的には以下のものが挙げられます。
- 賃貸住宅の賃貸借契約
- 駐車場の月極契約
- トランクルーム契約
- 自宅を貸し出す場合の管理委託契約
- 住宅ローン
- 火災保険
- 地震保険
契約見直しにあたっては、前提として「日本に住居を残すか?」を決めておく必要があります。
例えば私の場合はもともと賃貸暮らしだったので、日本に住居を残すという選択肢がなく、住まい関連の契約は解約一択でした。
一方、家族が日本に残り、自身のみ駐在するという場合は、家族が暮らすのに必要な契約は残すべきです。
このように、判断が変わってくるため、まず最初に日本の住居の処遇を決め、その後に契約を見直しましょう。
通信関連の契約
現代では欠かせない通信に関わる契約も見直しポイントの1つです。
- 日本の携帯電話契約
- スマートフォン端末の分割払い
- データ通信専用SIM
- 自宅インターネット回線
- プロバイダ契約
- 固定電話
- NHK受信契約
通信契約は、海外からでも解約や変更ができるとは限りません。
特に名義人本人の日本国内手続きが必要なものは、事前整理がマストです。
金融関連の契約
金融機関の契約チェックも欠かさず実施しましょう。
- 銀行口座
- クレジットカード
- デビットカード
- 電子マネー
- 証券口座
- NISA
- iDeCo
特に金融関連は、海外居住になることで、利用条件や取扱いが変わることが多いです。
銀行や証券会社のホームページをしっかりチェックし、必要な手続きを行いましょう。
保険関連の契約
保険をかけている方は、かけ続ける意味があるのか改めて確認しましょう。
- 生命保険
- 医療保険
- がん保険
- 就業不能保険
- 傷害保険
- 個人賠償責任保険
- 自動車保険
- クレジットカード付帯保険
保険は契約を放置しやすい一方で、海外居住時に補償対象外となるケースもあります。
会社の保険制度との重複有無も含め、整理しておくと安心です。
車・移動手段に関する契約
車を利用している方は、車に関する契約も見直す必要があります。
- 自動車ローン
- 自動車リース
- 任意保険
- ETCカード
- カーシェア
- レンタカー会員
日本で車を使わない期間が長くなる場合、維持コストとのバランスを考える必要があります。
私は所有していた自動車は公式ディーラーに売る形で処分しました。
サブスクリプション・定期課金
サブスク類もこのタイミングで一度見直しておきましょう。
- 動画配信サービス
- 音楽配信サービス
- 電子書籍サービス
- 語学学習サービス
- クラウドストレージ
- ソフトウェア定額契約
海外から利用できるかどうかを確認するのはもちろん、実際に使うかどうかを基準に整理すると判断しやすくなります。
会員・サービス契約
私生活で何らかの会員になっている場合は、併せて確認しましょう。
- ジム・フィットネスクラブ
- 習い事・スクール
- 趣味サークル
- ファンクラブ
- オンラインサロン
- 各種年会費
私は趣味の習い事の解約が必要でした。
また契約の中に解約期限や休会制度が含まれている場合があるので、必ず確認してから手続きしましょう。
まとめ
ご指摘ありがとうございます。
では、否定形を一切使わず、かつ**この記事の内容を正確に要約した「まとめ」**を改めて提示します。
まとめ
海外駐在前の契約見直しで最も重要なのは、どの契約を、どの理由で、どの状態のまま残しているのかを把握することです。
日本の各種契約は、日本に住んでいる本人が・日本時間で・日本語で対応することを前提に運用されています。
そのため、生活拠点を海外に移すと、契約内容の確認や変更には時間と労力が多くかかります。
不要な契約はすべて解約し、必要な契約のみ維持が簡単な方法で残しましょう。


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