海外駐在が決まると、引っ越し準備の段階で多くの人が同じ悩みに直面します。それは「何を持っていくべきか」という問題です。
日本で使い慣れたものを前にすると、現地で困らないように持っていきたい気持ちが強くなります。
その結果、必要かどうか迷うものまで段ボールに詰め込んでしまい、荷物は想定以上に膨らんでいきます。
しかし実際に海外で生活してみると、持っていかなくても問題なかったものが数多くあることに気づきます。
本記事では、現役駐在員の視点から、引っ越し荷物を減らして正解だった理由と、結果として持っていかなくてよかったものを整理して紹介します。
海外駐在の引っ越し荷物はなるべく少なくした方が良い
海外駐在の引っ越しでは、荷物をできるだけ少なくすることが非常に重要です。
荷物の量は、現地での生活の快適さに直結するからです。
引っ越し準備では、持ち物一つひとつについて、持っていくか?処分するか?という判断に悩みがち。
ですが、実際には細かく悩むよりも、思い切って荷物を減らす方が赴任後の生活はスムーズに立ち上がります。
海外駐在では、住まい、仕事、言語、制度など、同時に多くの変化に対応しなければなりません。そんな環境だからこそ、荷物を減らすことが生活全体の負担を確実に軽くしてくれます。
着荷時の荷ほどきが楽
海外駐在では、到着直後から新生活が始まります。
仕事はすぐに始まり、生活インフラの手続きも同時並行で進める必要があります。
そのような状況で荷ほどきに多くの時間と体力を使わずに済むのはとても大事です。
荷物が少なければ、段ボールの開封、収納場所の検討、不要品の再整理といった作業が短時間で終わります。
結果として、現地での生活リズムを早い段階で整えることができます。
本帰国時に引っ越し準備が楽
海外駐在は、特段の事情がない限りいつか必ず本帰国を迎えます。
本帰国時の引っ越し準備は、そのときの荷物の量に大きく左右されます。
最初から持ち物を厳選し渡航していれば、帰国前の整理や処分に追われる時間を少なくすることができます。
帰国直前は仕事の引き継ぎや住居の退去手続きなどで時間に余裕がなくなりがちです。
その中で引っ越し準備が簡単に進むことは、精神的な余裕を作ってくれます。
現役駐在員が持っていかなくてよかったもの
ここからは、筆者自身が海外駐在を通じて「これは持ってこなくてよかった」と実感したものを紹介していきます!
※筆者自身はどちらかというとミニマリスト寄りのため、持っていかなくてよかったものが多いほうだと思います。。。
日本の生活でしか使わないもの
日本の住環境や生活習慣を前提にして使っていたものは、海外では出番がほとんどありません。
- 家具(ベッドフレーム以外) …海外の家に合わない
- 家電(海外対応ドライヤー以外) …変圧器を持っていくより現地調達
- カーペットやカーテン …部屋が変わるので使いまわし不可
- お風呂のふたやイス …そもそもバスルームの仕様が日本と海外で違う
- 銀行や証券会社のカードやポイントカード …一時帰国しないと使わない
特に家具については体積が大きく、たくさん入れると引っ越し荷物の制限オーバーに引っかかってしまうことがあるため、厳選する意識が必要です。
また、不要なものについては日本にいるうちに処分しましょう。
トランクルームに入れておくという手もありますが、「数年後に戻ったら壊れていた!」という話をよく聞くため、あまりおすすめしません。
私はいずれも知人に譲るか、不用品業者に回収してもらいました。

他の人は持っていくべき家電として「炊飯器」をよく挙げていますが、私はもともと炊飯器を使わず鍋で米を炊く生活をしていたので、炊飯器は持っていきませんでした!
現地調達が容易にできるもの
特に都市部における海外生活では、日用品や消耗品の多くを現地で問題なく入手できます。
引っ越し荷物として持ち込む必要があるかどうかは、現地調達のしやすさで判断しましょう。
現地で購入すれば、生活に合わせて量や種類を調整できますし、場合によっては日本のものよりも現地生活になじむものが購入できますよ。
例えば以下のようなものです。
- シャンプー、リンス
- 洗剤類
- 間接照明
- 殺虫剤 ※そもそもスプレーは輸送が難しいのでもっていかない方が無難
使用頻度が極めて低い、なくても困らないもの
日本では所有していたものの、実際には極めて使用頻度が低いものも多くあると思います。
なくても生活が回るものは、持たない選択をしてもほとんどの場合問題が起きません。
例えば以下のようなものです。
- 季節感の異なる服
- 思い出の品
- 本(好きなもののみ厳選して引っ越し荷物へ)
- なくてもよいと感じる趣味のもの
荷物を減らすコツ
迷ったら日本に置いていく
「そうはいってもあれもこれも持っていきたいよ…選べないよ…」という人もいると思います。
ではどのように持っていくor日本に置いていく を決めるかというと、「持っていこうかな、どうしようかな」と悩むなら日本に置いていくです。
絶対に必要なものはそもそも迷うことがないはずです。
迷いが生じている時点で使う状況が想像できていないということなので、思い切って置いていきましょう。
最悪日本から送ればいい
また、今後全く荷物を動かせないわけではない、最悪日本から送ればいいと考えるのもポイントです。
もちろん家族や友人、同僚に協力してもらう必要はあるのですが、万が一渡航後に足りないものに気づき、現地調達もできない場合は日本から送ってもらいましょう。
今は国際輸送ネットワークが発達している時代です。よほどの紛争地帯にでも行かない限りは、日本から物を届けることができます。
まとめ
海外駐在の引っ越しでは、ついついあれもこれもと荷物を持っていきたくなりがち。
ですが、なるべく荷物を少なくすれば、着荷時の荷ほどきや、本帰国時の引っ越し準備が楽になります。
渡航荷物を厳選するときは、以下のものはすべて処分していきましょう。
- 日本の生活でしか使わないもの
- 現地で調達できるもの
- 使用頻度が低いもの
また、最悪の場合は日本から送ってもらえばいいや!の精神で、「迷ったらもっていかない」を徹底すれば、荷物は減らせますよ。
持ち物を少なくして、軽やかな海外生活を送りましょう!


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