海外駐在初期のホテル選びで失敗しないために押さえるべき実践ポイント

海外駐在が始まった直後は、仕事と生活の両方を同時に立ち上げなければいけません。

これは精神的にも肉体的にも非常に負荷の大きい作業です。
業務内容の理解、現地メンバーとの関係構築、社内外の調整など、仕事面だけでも対応すべきことは数多くあります。
その一方で、住まい、移動手段、食事、買い物といった生活インフラも、ゼロから整えていく必要があります。
このような状況の中で、最初に滞在するホテルをどのように選ぶかは、その後の立ち上がりを大きく左右します。
一時的な宿泊先だからと軽視してしまうと、疲労が蓄積しやすくなり、仕事のパフォーマンスにも影響が出ます。
本記事では、海外駐在初期にホテル滞在をする場合、どのような観点でホテルを選ぶと仕事と生活の両方が安定しやすくなるのかを、実体験に基づく視点で整理します。
快適さだけを追求するのではなく、その後の生活立ち上げまで見据えたホテル選びの考え方を解説します。


ホテル選びが重要な理由

初期の仕事のパフォーマンスに直結するから

海外駐在初期は、仕事の進め方や役割を把握し、周囲との信頼関係を築く極めて重要な期間です。
この段階で安定したパフォーマンスを出せるかどうかは、その後の駐在期間全体に影響します。
仕事に集中できるかどうかは、業務時間中の環境だけで決まるものではありません。
十分に休息が取れるか、移動や生活に無駄なエネルギーを使っていないかといった要素が、大きく関係します。
住まいが仕事を含む生活の土台になることはどこの国でも共通ですが、特に渡航直後のホテル住まいにおいて、住環境が落ち着いていれば、仕事終わりにしっかりと頭と体を休めることができます。
結果として、翌日の業務に集中しやすくなり、判断や対応の質も安定し、周囲からの信頼獲得や、駐在先での立ち位置の確立につながっていきます。
海外赴任時の良いホテル選びは、仕事の成果を下支えする重要な準備です。

その後の生活立ち上げにつながるから

海外駐在初期のホテル滞在は、単なる仮住まいではなく、次の生活へ移行するための準備期間でもあります。
ホテル滞在中に、どれだけ現地の生活に近い感覚をつかめるかが、その後の立ち上げのスムーズさを左右します。
もし価格や空室状況だけを基準にホテルを選ぶと、実際に住む予定のエリアとかけ離れた場所になって、ホテルから引っ越した後に通勤や生活動線を一から作り直す必要が生じることも…。
生活を見据えた視点でホテルを選べば、日々の行動そのものが生活準備につながります。
通勤経路を実際に体験し、街の雰囲気を肌で感じることで、住まい選びの判断材料が自然と蓄積されます。
生活のイメージを具体化できると、不安が減り、より仕事に集中できるようになります。
ホテル選びは生活立ち上げを円滑に進めるための重要な起点なのです。


ホテルを選ぶポイント

それではここから実際にホテルを選ぶ際にケアするべきポイントをお伝えします。

治安がいい

海外駐在員にとって、安全に生活できる環境を確保することは最優先事項の一つです。
なぜなら駐在員の役割は、現地で成果を出し会社の期待に応えることだから。
そのためには、心身ともに安定した状態を維持する必要があります。
治安が良いエリアに滞在することは、その前提条件になります。
治安が安定しているエリアに滞在していれば、無意識の緊張が減り、日々の疲労が蓄積しにくくなります。
どうしても海外駐在初期は仕事以外の場面でも情報処理量が多く、常に気を張った状態になりがちですので、少しでも他の不安・緊張要素はなくしたほうがベターです。
また、安全なエリアにあるホテルを拠点にすることで、通勤や買い物といった日常行動を早くルーティン化できます。
結果として、生活面で消耗するエネルギーを抑え、仕事に向ける集中力を確保しやすくなります。

ホテル周辺の治安については、前任者やローカルスタッフから話を聞くことで現実的な情報を得られます。
また忘れずチェックしたいのがホテルの口コミやレビュー。周辺環境についてマイナスなコメントがないかチェックすると、より安心感が高まります。

生活圏候補内である

ホテル滞在後に実際に住む可能性があるエリアが決まっているのであれば、その範囲内にホテルを選ぶのがオススメです。

生活圏候補内で滞在ホテルを選ぶことには、多くの利点があります。

  • 毎日の通勤を通じて、所要時間や混雑状況を現実的に把握できる
  • 日々の移動によって道を覚えやすくなり、土地勘が身につく
  • 休日に周辺を歩き、住宅街の雰囲気や生活のしやすさを確認できる
  • 近隣のスーパーや飲食店を把握でき、引っ越し後の生活を具体的に想像しやすくなる

従って、ホテルから新居に移った後の生活がとてもスムーズに立ち上げられます。

ホテルは会社からなるべく近いところにするという人もいますが、私は会社から遠くても実際に生活するエリアでホテルを選ぶことをオススメします!

徒歩圏内で食料調達ができる

海外駐在初期は、車の手配や運転に慣れるまでに時間がかかってしまいます。
また公共交通機関を使う場合でも、何に乗ればいいのか、どう使えばいいのか慣れていない場合、移動そのものが負担になることもあります。
そのような状況でも、とりあえず食料さえ調達できればなんとか生活をすることはできます。

したがって、徒歩で食料を調達できる環境があるホテルを選びましょう。
毎日の食事が確保できるとわかっているだけで、精神的な余裕は大きく変わりますよ。
具体的には以下のようなホテルがよいです。

  • 3食ホテルで用意してくれる(これが最も楽)
  • ホテル内にレストランがある
  • ホテルから徒歩5分の範囲に高級すぎないレストランがある
  • ホテルから徒歩5分の範囲にスーパーがある

あまりにもコストがかかる場合持続性がなくなってしまうので、「最悪毎日食べてもまあいいか」と感じられる価格帯の食事にありつけるかがポイントです。

電子レンジとランドリーがある

長期のホテル生活を想定して、なるべく電子レンジとランドリーがあるホテルを選びましょう

日本のホテルなら当たり前についているのに…残念ながら、海外のホテルにはないことも多いです。

海外駐在初期のホテル滞在は、想定より決して長引くことも少なくありません。
数週間以上滞在する場合、生活設備の有無というのは日々の負担を大きく左右します。
良いレストランが身近にあればいいですが、外食中心の生活が続くと、どうしても出費や体調面への影響が大きくなってきてしまいます。
もし電子レンジがホテル内にあれば、簡単でも温かい食事を自分で用意でき生活の自由度が高まります。
またランドリー設備が整っていると、洗濯のために余計な時間や労力を使わずに済みます。
時間を有効活用できる環境は、仕事と生活を両立させる基盤になります。

ぜひ事前に電子レンジとランドリーの有無をチェックしてみてください。


まとめ

海外駐在初期のホテル選びは、仕事と生活の両方を安定させるための基盤づくりです。
適当に選ばずに、駐在生活を支えてくれる良いホテルを選びましょう。

具体的に意識するポイントは4つあり、

  • 治安
  • 生活圏との距離
  • 食料調達のしやすさ
  • 設備の充実度(特に電子レンジとランドリー)

です。
これらを意識してホテルを選ぶことで、初期の不安や負担を抑えやすくなりますし、

その後の生活立ち上げもスムーズにできます。
結果として、仕事に集中できる時間を早い段階で確保できます。

たかがホテル、されどホテル。

ホテル選びを成功させて、海外駐在を安定してスタートさせましょう!

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